品質管理状況のチェック
3年前、当社最大の顧客と、直でのお取引を可能にするため、手順を踏み始めた。
申請を出すと、当社がきちんとしたルールにのっとり、仕事をしているか、という監査が入る。
わざわざ横浜から担当者がこられ、厳しいチェックが入った。
それまで20年、自社のコンプライアンスを作成し、日々の作業はそれにのっとり、社員全員が守っていくよう教育もほどこしていたので、なんなくクリア。
そして決算時期まで待って、数期の決算内容の審査があり、顧客の上層部の査定を経て、直でお取引ができるようになった。
平成21年12月のことだ。「悲願」21年目にして、叶った。
信用に足りうる会社と認められたと、嬉しかった。
そして今年の3月、有限会社から株式会社の社名変更の手続きを始め、完了したのと、東日本大震災が、ほぼ同時だった。
それまでの努力はなんだったんだろうと、暗澹たる気持ちになったが、
あれから7カ月。物事は新しい道へと進行している。
宮崎にしっかりした基盤をつくるための揺さぶりだったと、今ではとらえている。
本日、3年前作成した当社の品質管理状況チェックの期限がくるので、新たに監査が必要と、連絡があった。
再び書類を作成しながら、振り返ると嵐の中を、ただ一筋に、スタッフと手をさずさえて過ごしてきた日々が、懐かしく思える。
これからも、負けてたまるか、と歩んでいくんだ。