構造物の荷重・外力
建物に影響する荷重や外力は地震だけではありません。
地震以外にも、風(台風、竜巻)や雪などにも耐えられるように考慮しなくてはいけません。
まずは、建築物そのものの重さ、固定荷重(自分の重さなので自重という)です。
建物躯体、その建物に設置している設備など、建物が存在する限り常にかかる荷重となります。
その次に、建物の中にある建物が支える荷重、積載荷重です。
固定荷重と積載荷重は、建物に常時作用する荷重なので、長期荷重といいます。
建築物に一時的に作用する荷重には「地震荷重」「風(台風、竜巻)荷重」「積雪荷重」などがあります。
風(台風、竜巻)荷重は風が建物に及ぼす力、風圧力です。風圧力は、建物の形状や高さなどによっても異なり、台風などでは、大きな建物でも揺れたりします。
積雪荷重は積もった雪の重さを意味し、建築物などに、たくさん雪が積もると建物に大きな負荷がかかります。東北や北陸など多雪区域で忘れてはいけません。
近年はこれまでにない降雪が記録されていますので、積雪に対して構造耐力上安全である対策を進めていかなければなりません。