給与所得者の確定申告

 サラリーマンの場合、所得税は毎月の給料から差し引かれ、ほとんどの方は年末調整でその年の年税額が確定します。
所得税には、配偶者控除や生命保険料控除などの「所得控除」があり、多くの所得控除は年末調整で控除できますが、確定申告でなければできないものがあります。その一つが、
「医療費控除」
 『その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。』(国税庁HPより)
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 控除できる金額は、支払った医療費から10万円(所得が200万円以下の場合、総所得金額等×5%)を差し引く必要があり、また、受け取った保険金や給付金も差し引かなければならないので、注意が必要です。支払った医療費には、電車やバスの通院交通費なども含まれます。生計を一にしていれば、家族全員分の医療費をまとめることもできます。確定申告の際には領収書が必要になりますので保管しておきましょう。

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日髙 2022/04/26
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