クラウドコンピューティングセミナーin宮崎
11/13(金)宮崎公立大学で行われた「クラウドコンピューティングセミナーin宮崎」に行ってきました。
当日は激しい雨の中、約200名以上の参加者が集まり会場はほぼ満席で、クラウドコンピューティングへの関心の高さをうかがい知ることができました。
Wikipedia によると
クラウドコンピューティング(英:cloud computing)とは、ネットワーク、特にインターネットをベースとしたコンピュータの利用形態である。ユーザーはコンピュータ処理をネットワーク経由で、サービスとして利用する。
とあります。
さて、ネットを利用したサービスとして何か利用しているものがあるかな?と考えてみました。
- webメール(yahooメール,gmailなど)
- ストレージサービス(quanp,宅ファイル便など)
- ネットゲーム(私はやったことがありませんが)
- googleのサービス「googleドキュメント」
- ネット銀行
ざっと考えてもこれだけありました。クラウドコンピューティングはすでに身近なものになっていたのです。
セミナーの範囲は、ネットワークのインフラに関すること、など多岐に渡っているのに加え、専門用語も素人の私には聞きなれないせいか、それこそ「もやもや」として受講していました。その中でも私が理解したことは、以下についてです。
利点
- インターネットを解した技術(サービス)であること
- ハードウェア、ソフトウェアを自前で用意する必要がない(ネットへ接続するクライアントとしての設備は必要)
- ソフトウェアは必要な分(機能)のみ契約し代金を払う仕組み。
- 利用者の増減に柔軟に対応できる。
欠点
- サービスを共有するので、利用者が集中すると処理能力に不安がある。
- セキュリティ上の不安
- データセンターが海外にある(重要データを国外に置いていいのか?)
セミナーでも話題が出ていましたが、データセンター(サービスを提供するサーバー群)が、国外にしかないのが現状だそうです。
個人情報など重要なデータが国外に置かれるというのは「非常に危険」であり、国としても国内にデータセンターを構築するべきだとか。
セキュリティ上の問題が一番気になるところですが、今後OSやソフトのアップデートのたびに高い費用をだし、なおかつ、わずらわしいアップデート作業に苦労することもなくなるのでしょう。
特に日本ではこれからのビジネスであり、「ビジネスチャンスは十分にある!」と講師が述べていました。
さて、当社で何ができるか....みんなで考えることにします。
主催:宮崎県 宮崎公立大学
協賛:オープンソースソフトウェア協会
後援:宮崎県情報産業協会
講演:
- 情報ネットワークの進展とクラウド・コンピューティング
講師:元NTT技術研究所所長
東京情報大学 名誉教授 池田博昌氏 - あるべきCloudの姿、Trusted OPEN Green Cloud (1)
講師:サンマイクロシステムズ株式会社
ビジネス開発営業部 本部長
クラウド・コンピューティング統括責任者 中村彰二朗氏 - あるべきCloudの姿、Trusted OPEN Green Cloud (2)
講師:サンマイクロシステムズ株式会社
ビジネス開発営業部 本部長
クラウド・コンピューティング統括責任者 中村彰二朗氏 - クラウドと私たち
特定非営利活動法人オープンソースソフトウェア協会 事務局
(株)ウィズ.アール 代表取締役 古木良子氏 - SE職のフロンティアは地方にあり
東京大学大学院情報学監
特任研究員(非常勤)木ノ下勝郎氏
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