両立支援コーディネーター基礎研修

ワークライフバランスという言葉が一般的になってきましたが、そもそもワークライフバランスとは、仕事と生活を区分けし自分なりに調和させることでそれぞれがよくなり相乗効果を生み出すことと言われています。
仕事との両立支援における3大テーマとして「子育て」・「介護」・「治療」があります。産前産後休業、育児休業、介護休業は法律で定められた制度となっていますが、病気休業については法制化されておらず、会社の就業規則に定められているかが重要となっています。
 しかし、現状をみてみると日本人のおよそ2人に1人ががんになる(国立がん研究センター)、6人に1人が脳卒中を経験している(世界脳卒中機関)、世界の成人の11人に1人が糖尿病、予備軍を入れると日本で約2,000万人(国民栄養調査)、生涯に1度うつ病になる割合15人に1人(患者調査)と言われており、決して治療と仕事の両立は他人事ではありません。
 そこで、病気を抱えながらも、働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また治療の必要性を理由として職業生活の継続を妨げられることなく、適切な治療を受けながら生き生きと働き続けられる社会を目指す取組として、治療と仕事の両立支援が定義づけられています。
 そのような中で、今回私は、独立行政法人労働者健康安全機構主催の両立支援コーディネーター基礎研修を受講させていただきました。研修は全7回の動画配信研修、最後にWEBライブ講習となっています。両立支援コーディネーターとは、当事者(患者・労働者)を中心に医療機関(医師・看護師等)と企業(産業医、人事労務担当)との間で情報を共有し、仲介・調整の役割を担います。
 治療と仕事の両立については、現状では会社の取組みによるところが大きくなっています。これを受けて当社も就業規則を見直し、両立支援に向けて取り組んでいこうと思っています。
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aiko
愛甲 2021/12/13
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