愛すべき 二乗和平方根
耐震評価でよく使っているSRSS法は、水平方向及び鉛直方向の地震力による最大荷重を二乗和平方根で組み合わせる方法。
そもそもなぜ、二乗和平方根で考えるのか…
と調べてみると、実に面白い!!
そして、耐震評価以外でも活かせる!!
この二乗和平方根は、部品の交差の積み上げ計算でもよく使われ、
それぞれの交差を積み上げて平方根で返す ― “バラつきの予想値”とも言われています。
"バラつきの予想値"ーバラつき、バラつき、バラつき…と唱えていたら、
この考え方は作業管理や受注管理にも使えるのではないか、
特にバラつきが多いときほど効力を発揮するのではないか、
とふと思いました。
偏差値の考え方にもこれが使われている?…今さら数学の沼にはまっていきそう。
話を戻して
例えば1日にAさんは3件 Bさんは14件 Cさんは40件の仕事をしたとします。
平均すると(3+14+40(=57))/3=19件
二乗和平方根の考え方で計算すると1日に √722=26.87…件進められるのではないか。
テストでも仕事でも、平均されることで頑張る人の頑張りが消されていくイメージが強く、府に落ちずにいました。
二乗和平方根の考え方なら、頑張る人の頑張りが√の中に見えるような気がします。
リスク管理のために19件/日で考えるもよし
多くの受注のために26.87件/日で考えるもよし
これはあくまでも一つの考え方で、まだ思いついただけでこれから検証していこうと思っています。
耐震評価の勉強から統計学の面白さ、数学の奥深さに気づいた、そんな1日でした。