CADトレース技能審査のご紹介

 今回は、CADトレース技能審査についてご紹介します。
CADトレース技能審査は中央職業能力開発協会が行っている技能審査の一つです。
 簡単に言えば「CADの操作ができます!」ということを認めてもらえる資格になります
 試験内容は2部門あります。
 機械部門...CADを利用した機械製図の作成、製図に必要な基礎知識の筆記試験
 建築部門...CADを利用した建築製図の作成、製図に必要な基礎知識の筆記試験
 今回、私が受験したのは機械部門でした。その感想をレポートします。
 試験勉強に費やした時間は機械製図実技に約3ヵ月間毎日3時間、筆記試験対策に一週間かけました。
 実技試験の制限時間は60分。文字通りトレースですので、見本の図面を単純に描き写す試験です。(特に私が受けた初級の図面は1:1で描きやすい)
 図面は単純なものではありますが、一度、つまづくと全く図面が描けなくなってしまうので、日々の訓練がとても大事でした。
 練習では実際の試験時間にあわせ、制限時間内に図面が完成するように過去問題を作成する練習を繰り返し行いました。日々完成時間が短縮されていく様子を実感することにより、モチベーションをあげることができました。
 私の場合は、制限時間内に過去問題の図面を描くことができるようになったのは試験の直前でした...。
 筆記問題は、ひたすら過去問題を解き、暗記し続けました。大事な問題は、毎年試験問題に採用されているので、過去問題をしっかり覚えることによって自信を持って回答できるできるようになりました。
 本番の試験で緊張で手が震えましたが、毎日の練習のおかげで自分の出せる力をすべて発揮して回答することができました。結果、無事合格できました。
 ちなみに、自分がどれくらいの点数が取れたか知りたい場合は、後日、中央職業能力開発協会に問い合わせると教えて頂けます。もし、勇気があれば確認してみるのもいいかもしれません。
 これから、CADを利用した仕事をしていきたいと考える方がいらっしゃれば、合格することで自信がつきますので、腕試しに、受験してみてはいかがでしょうか?

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萩原 2016/06/06
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